コレステロール値が高い…と聞くとやはり健康に良くないイメージが強く付きますね。
特に悪玉コレステロールと聞くと更に体に悪影響という印象を受けてしまいます。
では、そのコレステロールを下げる方法は?青魚や納豆、玉ねぎ等の野菜…と様々な食材がコレステロールを下げる効果があると注目されています。
今回はその食材の一つ「玉ねぎ」について注目したいと思います。
どんな成分を得られるのか?どうぞお付き合いをよろしくお願い致します。
何故玉ねぎが良い?
玉ねぎには「ケルセチン」という成分を多く含んています。
この成分は酸化を防ぐ抗酸化作用のある成分「フラボノイド」や「ポリフェノール」の一種となり他と同じく高い抗酸化作用が有ります。
このケルセチンの高い抗酸化作用は一般的に悪玉コレステロールと呼ばれるLDLコレステロールを酸化させる元となる活性酸素を除去する効果があります。
酸化したらどうなる?
LDLコレステロールが活性酸素と一緒になり酸化してしまうと「酸化LDL」と変化し元の大きさより更に小さくなります。
小さくなる事により血管の壁に入り込み易くなり、入り込んだ酸化LDLを倒す為に白血球の一種である「マクロファージ」も血管の壁に入り込みます。
白血球は本来、体内に入り込んできた細菌や病原体等の異物を退治する役割があります。
酸化LDLとなり細かくなる事でマクロファージに敵と認識されてしまう訳ですね。
こうしてマクロファージが酸化LDLと戦った後に沢山のマクロファージの残骸が血管の壁に残り、それが原因で血管の壁にこぶのようなモノが出来ます。
更に活性酸素が増えてしまうと血液中の赤血球もダメージを受けてしまい、ダメージを受けた赤血球は柔軟性が無くなり血管に出来たこぶ等に詰まり易くなってしまいます。
結果、動脈硬化へ繋がり更に脳卒中や心筋梗塞を引き起こす危険が高まってしまいます。
活性酸素が減るという事はLDLコレステロールが酸化LDLと事自体が減り更には決血球がダメージを受け詰まり易くなる事も無くなる訳ですので、動脈硬化のリスクを減らす事に役立ちます。
玉ねぎのメリット・デメリット
他にも、玉ねぎの成分ケルセチンは同じく抗酸化作用のある「ビタミンC」の吸収を良くする効果もあります。
ビタミンCは酸化を防ぐ他に血管自体をしなやかに丈夫にする働きが有ります。
玉ねぎにもビタミンCは含まれますが緑黄色野菜等のビタミンCを多く含む食材と一緒に摂取するのが寄りよい効果が望めそうですね。
ケルセチンで活性酸素を減らし、赤血球のダメージを無くする事で柔軟性のある赤血球が保たれ「サラサラ血液」と繋がり、ビタミンCが血管をしなやかで丈夫にするお陰で詰り難い健康的な血液状態を維持する事が可能となります。
血液の健康を保てるという事は、動脈硬化や脂質異常、高血圧と様々な生活習慣病への効果が得られるという訳ですね。
そんなメリットが多い玉ねぎですが何事も適量が大事というように摂取し過ぎによるデメリットもあります。
玉ねぎには辛味や強いニオイの元となる成分「アリシン」を多く含んでおり、沢山食べると強いニオイが残ります。
他にも過剰に摂取する事で胃が荒れ易くなるという弊害もあります。
玉ねぎに限った話ではありませんが取り過ぎは良くないという事ですね。
ケルセチンの一日の適量の目安は51mg、玉ねぎで考えると小さめの玉ねぎ半分から一個に当てはまります。
玉ねぎは水にさらす、熱を加える等をするとケルセチンが溶けだしてしまうので出来ればそのままを薄くスライスしてネギやみょうが等の薬味感覚で使用すると良いです。
そしてなるべく毎日継続する事で高い効果を望めるのでオススメします。
まとめ
健康とコレステロール、そしてそれを抑える食材は今も昔も注目されていきますね。
その中で古今から注目されている食材は効果も折り紙付きですね。
玉ねぎを生で食べるならば新玉ねぎが美味しいですよね!!
他にも酢で付ける酢玉ねぎ等も有りますし健康の他にも色々楽しめる食材だと思います。
ここまでお付き合い頂きありがとうございました!!
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