「コレステロールが高いと言われたけど、甘いものは今更我慢できない…」という人、結構多いのではないでしょうか?
私の母も血液検査で悪玉コレステロールが高いと言われて要注意のはずなのに、甘いものだけはどうしてもやめられない!とこっそり食べていました。
確かに甘いものって食べるだけで幸せな気分になるし、今更やめろって言われたってそりゃ無理な話ですよね。。
「ちょっとだけ…」と少し一口食べたらもう止まらない!結局次から次へと食べ始めちゃいます。
でも甘いものがやめられない一方で、悪玉コレステロールがさらに増え続けるのも困りますよね。
そんな甘党なあなたにぴったりなおやつ、それは意外にも栗だったんです。
「栗って糖質が多いし本当にコレステロール減らせるの?」と疑問に思う方、多いと思います。私もそうでした。
今回は栗がコレステロールを下げる仕組みを栄養面から解説し、コレステロールに効果的な栄養を摂ることができる栗の渋皮煮のレシピ、そして栗を食べる際の注意点をご紹介しますね。
栗が悪玉コレステロールを下げる仕組みとは?
「栗って糖質も多いしコレステロール増えそう…」そんなイメージありませんか?
実は栗が持っている糖分は他のおやつの糖分と違うんです。
おやつと聞くとどのようなものを思い浮かべますか?ショートケーキ、シュークリーム、ドーナッツ、クッキー…考えるだけでヨダレが出てきます。。
こういった洋菓子には原料として精製された砂糖・乳脂肪分でできた生クリームがふんだんに使われています。精製された砂糖は血糖値を急激に上げ、生クリームと一緒に血液中に脂肪として蓄えられ悪玉コレステロールを高くする原因となってしまいます。
また、洋菓子を作る際に用いられるマーガリンやショートニングにはトランス脂肪酸というものが含まれていて、これも体内の中性脂肪を増やしてしまい悪玉コレステロールを増やしてしまうのです。
対して栗は、栗本来の甘さを持ち、これは同じ糖でも血糖値を急に上げることはなく脂肪として血液に滞留しにくいのだそうです。
さらに栗のすごいところは、悪玉コレステロールを下げる栄養素が豊富に含まれている点。
栗の皮にはタンニンという抗酸化作用成分が含まれています。タンニンを含む餌をラットに与え続けたところ、悪玉コレステロールが減少したという報告がありました。
また、悪玉コレステロールを減らし善玉コレステロールを増やすペクチンという食物繊維も多く含まれています。糖分が体内へ吸収されるのを抑えるため、脂肪が蓄積されにくく悪玉コレステロールを減らしてくれます。
「栗は糖質が多いから…」と敬遠していてはもったいない!
栗はコレステロールが高くて甘党の人にとっては救世主のような存在ですね。
コレステロールに効く栗レシピ 栗の渋皮煮
栗がコレステロールに効くのはわかったけど、でも栗ってスーパーで売っている甘栗くらいしか食べなくないですか?
実はコレステロールに効果的なのは渋皮煮!
栗は外側を硬い鬼皮というもので覆われていて、内側を渋皮が覆っています。
この渋皮にタンニンが多く含まれているのです。苦みがあって敬遠されている方でも、少し手間をかければぐんと食べやすくなりますよ。
【材料】
栗(鬼皮がついた状態) 800~850g
砂糖 500g
はちみつ 40g
重曹 小さじ2
【作り方】
- 栗をお湯に20分漬ける
- 鬼皮を包丁で剥く
※注意 お湯から出すと栗が硬くなるので皮を剥く分だけ一つ一つ出して剥くこと、渋皮を傷つけないようにすること、鬼皮は結構硬いのでケガに注意すること
- お鍋に栗と水と重曹を入れ火をつける
- 煮立ったら弱火に変え15~20分煮たら火を止め10分くらい置いておく
- ざるに入れ流水にさらし、渋皮を傷つけないように繊維などを取り除く(多少残っていてもOK)
- 再び鍋に栗を入れ栗がかぶるくらいまで水を入れ火にかける
- ひと煮立ちしたらしばらく置きお湯を捨てる
- 栗がかぶるくらいの水を入れ砂糖半分入れる
- 落し蓋ををし中火にかけ煮立ったら弱火にし10分
- 一度火を消し残りの砂糖を入れ弱火で10分
- 火を消したら一晩そのまま置く
- はちみつを加え弱火にかけ10分
- 一度栗を取り出す
- 汁を火にかけ半分になるまで煮詰める
- 栗を汁に戻したら完成
手間暇かけて作るので大変と思うかもしれませんが、一番大変なのは渋皮を剥くところだけで、実際あとは何のテクニックも必要ないので誰でも作れちゃいます。
鬼皮はこちらの動画だと簡単きれいに剥けそうです。音声はありませんが、Tの字に包丁を入れて剥いていますね。
ただ渋皮は結構苦いので砂糖を多めに入れる人が多いですね。砂糖の量はご自身のお好みで調整してみてください。ちなみに私は砂糖でも精製されていない黒糖を使用するようにしています。500gって結構な量ですからね…。
渋皮煮のレシピって文章で書くと長くてわかりにくいと思うので、ぜひとも動画も参考にしてみてください。
栗を食べる際の注意点
栗は悪玉コレステロールを下げるのに効果的、というお話をしてきましたが、注意点もあります。
栗のカロリーは一粒30カロリーほどと高めです。
つまり8粒食べるとごはん一善分のカロリーとなってしまいます。
食べ過ぎると肥満になりかねないので、調整しながら食べるようにしましょう。
また栗に含まれているタンニンは歯に付着すると黄ばみが出てきます。
食べた後はしっかり歯磨きをするなどケアを忘れずにしましょうね。
甘党のあなた必見!栗がコレステロールを減らす驚きの効果とは?まとめ
・栗の甘さは血糖値を急激に上げず、また栗に含まれているペクチンとタンニンがコレステロールに効果的
・悪玉コレステロールを効果的に減らすには栗の渋皮煮がおススメ
・栗は食べ過ぎるとカロリーオーバー、歯の黄ばみに繋がるので注意
悪玉コレステロールが高くても、栗があれば甘いものを我慢しなくてもう大丈夫!
おいしいおやつとしてこれからうまく栗を取り入れてみてはいかがでしょうか?
私も早速今日帰ったら母親に教えてあげようと思います♪
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