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特に油モノや肉を多く食べているつもりはないのに、健康診断でコレステロール値が高いと指摘されて、悲しい思いをしている方は結構多いのではないでしょうか。

私は、35歳を過ぎてから、食事に気を付けて、週に2回フィットネスクラブに通っていても、LDLコレステロールがなかなか下がらず困っています。

私はイカが好きなのですが、コレステロールを多く含むと聞いて、途方に暮れました。

この際、イカが本当に体に悪いのか、徹底的に調べたいと思います。

イカに含まれる栄養素

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イカは、お刺身、丸焼き、イカリングなど、とても美味しくいただける食材ですよね。

そして、低脂肪、低カロリー、高タンパク質食品として知られています。

また、亜鉛やナイアシン、ビタミンB群、ビタミンE、タウリンなどの栄養成分も含まれています。そして、血栓の防止効果のあるEPAや、脳を活性化し学習効果を高めるDHAも豊富に含まれています。さらに、貧血予防の効果がある銅も含まれます。

イカスミには防腐効果がありますが、これは、がんにならないための健康維持に役に立つといわれています。

ここまでは、いいことずくめのイカですが、コレステロールはどのくらい含まれているのでしょうか?

イカに含まれるコレステロールについて、「グリコ栄養成分ナビゲーター」(http://www.glico.co.jp/cgi-bin/navi/start.cgi?A=go1)で調べたところ、スルメイカ(生)1ぱい(225g)に含まれるコレステロールは「608 mg」です。

ちなみに同じ分量のアジは「173 mg」、タコは「338mg」で、確かにイカに含まれるコレステロールの割合は高いと言えます。

しかし、イカにはコレステロールを下げる効果のあるタウリンも豊富に含んでいるので、比較的コレステロールを多く含まれるといわれる内臓をなるべく摂らずに、タウリンを多く摂るような工夫をすれば、大好きなイカを心置きなく食べることができそうです。

イカの上手な料理法

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タウリンは水溶性なので、煮ると20~30%の栄養成分を失ってしまいます。

焼くか、素揚げ、煮汁まで食べることのできる料理にすると効率的に摂ることができるようです。

タウリンには、コレステロールを下げるほか、疲労回復や肝機能の強化や、中性脂肪を減らしたり、血圧を正常に保つ働きがあり、動脈硬化等の予防に役立つことが分かっています。

イカを上手に調理して、タウリンを沢山摂取して、健康づくりに役立てたいですね。

しかし、食べ過ぎはコレステロール値を高めてしまいます。食べるのは、1週間に2回程度にしましょう。

そもそもコレステロールってどうして体に悪いの?

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コレステロールには、HDLコレステロールとLDLコレステロールの2種類があります。一般的に、HDLコレステロール=善玉コレステロールに対して、LDLコレステロールは悪玉コレステロールと言われています。そして、LDLコレステロールは、血中濃度が高くなると、動脈硬化や心筋梗塞、脳梗塞などの危険があると言われています。

しかし、生命現象の根幹をなすコレステロールにはそもそも悪も善もなく、どちらも不可欠なものです。LDLコレステロールには、体内でつくられたコレステロールを組織に運ぶ重要なはたらきがあり、HDLコレステロールには、体内であまったコレステロールを回収して肝臓に運び、再利用する重要なはたらきがあります。

問題なのは、真の悪玉である酸化LDLコレステロールです。酸化LDLコレステロールは血管壁に付着し、動脈硬化を引き起こすことがわかってきています。

悪玉コレステロールとは、LDLコレステロールではなく、酸化LDLコレステロールであることを知っておきたいですね。

LDLコレステロールを悪玉にしない!

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HDLコレステロールが低く、中性脂肪が高いと真の悪玉である酸化LDLコレステロールが増えてくるといわれています。

中性脂肪とは脂っこい料理だけではなく、ご飯やパン、麺などの糖質を摂ることでも増加するので、主食を抜いたり、少なくしたりして調整したいですね。

一方、卵や魚介類、肉類には、たんぱく質やビタミン、ミネラルが豊富なので、刺身、焼きもの、少量の油でのソテーなど、油を控えるように工夫して取り入れましょう。

食パンや菓子パン、焼き菓子などに使われることの多いマーガリンやショートニング、ファストフードや出来合いの総菜などの揚げ油もできるだけ控えたいものです。

中性脂肪を正常に保つためには、以上のように、食事の総エネルギーを減らすこと、そしてウォーキングなどの軽い運動を継続的に行っていくことが効果的です。

イカはコレステロール値を上げるって本当?! その誤解と真実 まとめ

「イカは悪玉コレステロール値を上げるって本当?! その誤解と真実」

・イカに含まれる栄養素

コレステロール含有率が高いのは事実ですが、コレステロールを下げるタウリンも多く含まれています。

・イカの上手な料理法

焼くか、素揚げ、煮汁まで食べることのできる料理にすると効率的にタウリンを摂ることができます。

・そもそもコレステロールってどうして体に悪いの?

コレステロールは、人間が生きていくために必要なものです。真に悪いのは、コレステロールではなく、LDLコレステロールが変化した酸化LDLコレステロールです。

・LDLコレステロールを悪玉にしない!

LDLコレステロールを悪玉にしないために、中性脂肪を控え、適度な運動を心がけましょう。

今回調べて分かったのは、イカは、調理法次第で、コレステロールをさほど気にしないでも食べることができる食材だということです。

むしろ、中性脂肪が多い食材を控え、適度な運動を続けることが大切のようです。

あきらめず、食事管理と運動を続けたいと思います(^▽^)/


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