特に油モノや肉を多く食べているつもりはないのに、健康診断でコレステロール値が高いと指摘されて、悲しい思いをしている方は結構多いのではないでしょうか。
私は、35歳を過ぎてから、食事に気を付けて、週に2回フィットネスクラブに通っていても、LDLコレステロールがなかなか下がらず困っています。
そんな私たちに朗報!チョコレートがコレステロールを下げるという情報があるそうなんです。本当に、チョコレートがコレステロールを下げるのか?徹底調査したいと思います。
1.meijiによる実証報告
お菓子で有名な株式会社明治(meiji)のホームページに大変興味深い実証報告が載っています。(meiji HP:http://www.meiji.co.jp/chocohealthlife/news/research.html)
平成26年6月中旬から7月中旬にかけて、愛知県蒲郡市・愛知学院大学・株式会社 明治の産官学の共同で、チョコレートを毎日一定量(1日5gを5枚、約150 kcal)摂取したら血圧や血液検査の結果がどう変わるかという実証実験が実施されました。
検査対象者は、愛知県蒲郡市内外の45~69歳までの347人(男性123人、女性224人)。使用したチョコレートは、カカオポリフェノールを多く含むチョコレート(カカオ分72%のチョコレート)を使用。検査は、蒲郡市民病院で行われました。
2.実証実験結果①血圧の低下
実験後、正常血圧の人は変化が小さく、高血圧群の人は、大きく血圧が低下しました。
基本的には、血管が詰まり、細くなることで血圧は上昇しますが、チョコレートを食べることで、血管を広げる作用が期待できることがわかりました。同時に調査した「体重」「BMI」などの数字に変化はありませんでした。
3.実証実験結果②善玉コレステロールの増加と強力な酸化抑制効果
さらに注目されるのは「HDLコレステロール」の値が上昇したことです。
コレステロールには、HDLコレステロールとLDLコレステロールの2種類があります。一般的に、HDLコレステロール=善玉コレステロールに対して、LDLコレステロールは悪玉コレステロールと言われています。
問題なのは、真の悪玉である酸化LDLコレステロールです。酸化LDLコレステロールはLDLコレステロールが中性脂肪などの影響で酸化することで発生します。酸化LDLコレステロールは血管壁に付着し、動脈硬化を引き起こすことがわかってきています。
HDLコレステロールが増えると、LDLコレステロールが減るので、酸化LDLコレステロールの発生率も下がる可能性が高くなります。
カカオポリフェノールには、強力な酸化抑制効果があります。チョコレートを食べることで、HDLコレステロールが増加するだけでなく、LDLコレステロールの酸化も抑制すると考えられます。
「チョコレートがコレステロールを下げるという」ことはつまり、「酸化LDLコレステロールの発生を抑制する効果がある」ということでした。
4.1日25g程度が最適! 取り入れようチョコレート習慣
そもそもチョコレートが体に悪いというイメージは、甘くてカロリーが高いチョコレートの流通が主流であったためでした。最近では、カロリーが低く、ポリフェノールの多い、おいしいチョコレートが販売されるようになったので、こうしたものを1日に25g程度食べるのを、新しい習慣にすると良さそうです。
まとめ
徹底調査!チョコレートがコレステロールを下げるって本当?!
1.meijiによる実証報告
2.実証実験結果①血圧の低下
3.実証実験結果②善玉コレステロールの増加と強力な酸化抑制効果
4.1日25g程度が最適! 取り入れようチョコレート習慣
今回ご紹介した実証実験は企業の宣伝のための研究結果ではなく、愛知県蒲郡市・愛知学院大学・株式会社 明治の産官学の共同で行われたオープンで客観的な実験です。
そのため、チョコレートが健康に与えるよい影響について、この実証実験で明らかになったことは大変意義深いことだとです。
これからは、1日25g程度、カカオ分72%のチョコレートを食べることを習慣にしたいですね!私も早速チョコレート買いに行ってきます(^▽^)/
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