コレステロールの多い食べ物と言えば…で思い浮かぶ食品は何ですか?卵、魚卵、レバー、チーズ、鰻…等そして、エビやカニ等の甲殻類も頭に浮かびますよね?
身体を健康に保つ為にもコレステロールの摂り過ぎには注意しなくてはなりませんね。しかしこれらの食品…好きな人も多いと思います。私も好きです。
最近解った事なのですがこれらコレステロール値が高い食品の中にはコレステロールを下げる作用がある食品もあるそうです。長年、コレステロールが高い為に控えた方が良いとされていた食材の中に…意外ですね!!
その食材とは…お寿司のネタにも多く使用され、更には中華、洋食イタリアンと広いジャンルのお料理で美味しく食べられている「エビ」!!
エビに含まれるコレステロールの量は100g当たり170mgと他の食品と比べても多いというのは変わらないのですがそれ以上の減らす効果が有るようです!
では、今回はそんなコレステロールとエビの関連について考えて行きたいと思います。どんな作用があり、どういう理由でコレステロールを減らしてくれるのか??
解る事が出来れば美味しいのに気にして食べなくてはいけない食品を減らす事が出来るので嬉しいですね~
それではお付き合いの程お願いいたします!!
重要なのは摂り過ぎじゃなく…コレステロールとの関係
先程も述べましたがエビに含まれるコレステロールの量は100g当たり170mgと多めです…いくらコレステロールを減らす効果があったとしても新たに摂取しては意味が無いのでは??と思うでしょう。
私たちの体内にあるコレステロールの内30%~40%は食品からの吸収で残りは体内(肝臓での合成)で作られています。
そこから解る通り、コレステロールの大半は体内で作られているのです。コレステロールを多く含む食品を食べてそのままコレステロールを身体に溜めると言う事は無いそうです!!
食品からコレステロールを摂り過ぎた場合、体内のコレステロール量を一定に保つ作用が自動的に働き、体内で合成されるコレステロール量の調整が行われる為に食品からの摂取で血中コレステロールが上昇してしまうと言う事は殆どないそうです…コレは驚きですね!!今まで卵やレバー等コレステロールが多い食品を控える事が大事という考えだった訳ですし…
では、何故血中コレステロールが上がり私たちの身体に様々な不調をきたしてしまうのでしょうか?
血中コレステロールが上昇する場合、この調整機能の作用不足や肝臓等のコレステロールを管理する器官の低下等が原因…というのが近年の考えで食品からコレステロールを摂り過ぎたという考えは過去のモノとなりつつあるようです!!
意外ですが、医療や健康知識等日々進化し考えが変わっていくモノなので不思議では無いのかもしれませんね。
ですがコレステロールを多く含む食品にはコレステロール以外にも食べ過ぎると痛風等の成人病に繋がる食品が多いので何にせよ食べすぎには注意が必要ですがね~
こんなにある!?エビの健康効果
では、本題です。何故、エビがコレステロール減少に効果があるのか?という話です。
エビや貝にはステロールという物質が含まれております。コレステロールの略しのような名前ですが別モノです。
このステロールですが、コレステロールが腸管からの吸収を抑える効果があるようで、アメリカではステロールの作用を利用して動脈硬化の治療薬の材料にも使われているそうです。
エビや貝、そしてイカ・タコにはアミノ酸の一種である「タウリン」が多く含まれています。このタウリンは血圧を正常に保つ効果を持っており高血圧が引き起こす心筋梗塞や狭心病を予防するのに一役買ってくれます。
更には悪玉(LDL)コレステロールや中性脂肪を減らし善玉(HDL)コレステロールを増やす効果があると言われているようです。
エビは硬い殻を持っていますよね?この殻にもなんと健康効果がたっぷりと含まれているようです!!
エビの殻にはキチン・キトサンという食物繊維が含まれており、コレステロールを下げる、脂肪の吸収を抑える、免疫力を高める、そして有害物質を体外に排出するという効果があるようです。
だからといって殻を積極的に食べるのは難しいですよね?エビフライや天ぷら等油でサックリと揚がったエビの尻尾ならば好んで食べる人もいますので…ちょっと頭に入れているのも良いかも?
他にも、貧血予防や免疫力の向上成長促進等に効果のある「銅」。
糖質、脂質、たんぱく質からのエネルギーを作り出す際必要な酵素の働きをサポートするビタミンの一種で血行促進や皮膚や粘膜を正常に保つ効果のある「ナイアシン」
赤血球中ヘモグロビンの生成に関わり、悪性貧血に有効なビタミンの一種「ビタミンB12」
…等も含まれております。美味しいだけでは無くなかなか優秀な食材のようです!!
アレルギーには注意…エビアレルギーについて
ここまで語ると本当にエビは優秀な食材なのですが注意すべき点があります、アレルギーです。
エビ等の甲殻類のアレルギーは他のアレルギーと比べて症状の強く出る傾向があります。食べるだけでは無く触れる、粉状の物を吸いこむだけでも反応が出てしまう可能性があるという厄介なモノです。
アレルギー症状としては痒み、蕁麻疹、口が腫れる、目が赤くなる等々皮膚に影響の出るモノ。
呼吸が苦しくなる、腹痛、下痢等の症状が出てしまい激しくなると血圧が急激に下がり意識を消失してしまい酷い時には命に関わる場合もある…それほどに強いアレルギー症状が出てしまうので甲殻類アレルギーを持っている場合、摂取は遠慮して下さい…命掛けて健康効果得ようとする人はなかなかいないと思いますが…
コレステロールを増やす?減らす?エビの意外な健康効果!! まとめ
・食品からの吸収でコレステロールが上がる事は無い
・エビに含まれるステロールはコレステロールの吸収を抑える
・エビの殻にはキチン・キトサンというコレステロールを下げる成分が有る
・銅、ナイアシン等々様々な栄養素が豊富
・ただしアレルギーが強いのでアレルギー持ちの人は注意
…以上でしょうか?
エビは美味しいし種類も豊富なので気にせず食べられるようになれば嬉しいですよね!!ですがどんなに健康効果が高い食品でも食べ過ぎると毒になる事をお忘れ無く!!
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